東海大学リハビリテーション科
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後期研修医研修コースの特徴

自由で進歩的な雰囲気

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質の高い研修プログラム

研修プログラムは1984年に開始され、20年以上にわたって改良されてきた歴史があり、我々は国内有数のプログラムであると自負しています。その証拠に日本リハビリテーション医学会(以下リハビリ学会)の卒後研修プログラムの研修項目作成にあたっては当科のプログラムが参考にされたと聞いております。3年間の研修で、小児から高齢者に至るリハビリ疾患をくまなく診ることができ、研修終了時にはリハビリ学会が求める専門医になるための研修領域(脳卒中等の中枢神経疾患、脊髄損傷、小児疾患、神経筋疾患、切断、骨関節疾患、呼吸器疾患、循環器疾患など) 全てをカバーすることができます。研修中に指導医による症例報告の書き方、学会発表、論文作成の指導が行われ、これによりリハビリ学会が求める全ての資格要件を満たすことができます。現在当科で専門医受験資格を取得し、受験した医師は100%専門医試験に合格しております。

3年間の主な研修先

原則として、東海大学医学部附属病院、東海大学大磯病院、東海大学八王子病院と関連研修病院をローテーションします。これによりリハビリ学会が要求する3年間の研修期間の要件をクリアーすることができます。3病院については、施設紹介ページをご参照ください。
関連研修病院:リハビリ学会研修施設である総合病院での研修を受けます。専従専門医の指導の下に幅広い患者さんのプライマリーケアーからリハビリ医療を学びます。

プライマイーケアー重視の研修プログラム

リハビリ患者さんは原疾患のほか複数の合併症、併存症を持ちます。それらのプライマリーケアーを行うこともリハビリ医の重要な仕事です。そのため大磯病院や研修病院では受持医あるいは主治医として全身管理ができる医師を目指します。少なくとも地域では一般内科として通用する医師を目指します。研修中は指導医による指導のほか、総合病院である特性を生かし、他科の医師へのコンサルテーションを通してのプライマリケアーの技術の習得も可能です。

研究と学位(医学博士)

専門医受験には1編の筆頭論文を書くことが必要です。このための臨床研究が研修と並行して行われます。筋電図や磁気刺激などをベースにした基礎的な研究も希望者には行っています。 学位には大学院に入る課程博士と一般診療を行いながら研究論文を作成する論文博士があります。当科では何れの方法でも可能です。研修と並行して行うのか、研修終了後に取得を目指すかの選択は自由で、研究内容も上から押し付けられるのではなく、自分の興味が持てる内容がまず選択されます。

資格取得について

3 年間の研修終了時に日本リハビリテーション医学会専門医受験資格を取得できます。そのほかに当科は日本脳卒中医学会、日本心身医学会、臨床神経生理学会の研修施設の認定を受けているため、希望すればそれらの受験資格を整える事も可能です。また、現在資格整備が進行中の受験資格の取得も可能です。 その他、研修中に厚生労働省の「義肢装具適合判定医講習会」に出席することで「義肢装具適合判定医」の資格を得ることができます。また、身体障害者福祉法の指定医には当科プログラム終了年限プラス1年程度のリハビリ研修で資格を得ることができます。その際、肢体不自由領域はもちろんのこと「平衡機能障害、音声・言語障害、咀嚼機能障害、心臓機能障害、呼吸機能障害」の領域も神奈川県では認められております。

リハビリ学会内における当大学の評価

研究発表等をとおして学会活動に非常に貢献しています。その活動が認められ12年前の第33回に続き、2008年には第45回日本リハビリテーション医学会学術集会事務局を努め、成功を収めました(顧問:村上惠一元教授、幹事:豊倉穣教授・花山耕三准教授)。研究発表は国内のリハビリ関連学会に留まらず、海外の学会にも積極的に研究成果を発表しています。このように診療を中心とし、研究・教育などバランスの取れた研修プログラムであるとの評価を得ております。